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シスターvsゴキ 

前回につづき、寮の舎監だったシスター(老婆)のお話。

「シスターは素手でゴキブリを潰すらしい」という噂を聞いた。
キャベツを洗濯機で洗うくらいだから、
信じられないようなことはするかもしれないが
いくらなんでも素手はないだろうと思っていた。

だが、ある日私はまた目撃してしまった。
(これから食事をされる方はこの先はご遠慮ください)

一匹のゴキブリが寮の舎監室近くの壁に出現した。
ゴキブリに罪はないが、出てこられると嫌なものだ。
しかし、私がどうしようと悩む間もなく
居合わせたシスターが壁のゴキブリを素手で掴んだ。
その素早さたるや、とても老婆とは思えないスピードだった。

逃げようと必死にもがくゴキブリ。
無表情でゴキブリを握りしめるシスター。(注:素手です)

ブチッと鈍い音がして、勝負はあっけなくついた。
シスターがゴキブリを握り潰したのだ。しつこいようだが素手で。
噂のとおり潰していた。
だがまさか握りつぶすとは。
恐るべしシスター。
(シスターなのにいいのだろうかという気もする)

ちなみに強烈だった出来事にもかかわらず、
そのあとシスターがどうしたのか記憶にない。
思春期の少年には、衝撃的すぎたようだ。


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[ 2009/02/04 16:34 ] 嗚呼! 青春男子寮 | TB(0) | CM(0)

洗濯機とキャベツとシスター 

中高と6年間いた寮には、
たくさんのアンビリーバボーな出来事があった。

中学時代のことだ。
寮には各階に一台ずつしか洗濯機がなかった。
だから誰かが使っていると順番を待つしかない。

ある日、洗濯に行った友人が困惑顔で戻ってきた。
そして

「洗濯機の中でキャベツが回っていた」

と言うのだ。
そのときはみんな、そんなバカなことがあるかと誰も信じなかった。

それから少したったころ、私が洗濯機を使っていると
舎監のシスター(老婆)がやってきた。
そして私は見てしまった。

シスターの手にはまぎれもない、一玉のキャベツ……。

寮の食事を作るおばさんはいたが、
シスターはたまに手伝っていたらしい。
だが、なぜ洗濯機でキャベツを洗おうと思ったのかは謎だった。

シスターだから世慣れていないのか?
洗濯機はなんでもきれいにできると思いこんでいるのか?
日頃、言うことを聞かない生徒たちに対する嫌がらせ?
様々な憶測を呼んだが、答えはシスターしか知らない。

というか、普段寮生が使っている洗濯機で洗うというのは
衛生的にいかがなものか。

結局シスターに掛け合って
キャベツを洗濯機で洗うのはやめてもらった。
しかし、そのシスターに我々寮生はさらに驚愕することとなる。

つづく。

[ 2009/02/02 15:42 ] 嗚呼! 青春男子寮 | TB(0) | CM(0)

万国共通? 

中学のときのこと。
寮生は夏休みになると実家に戻らなければならなかった。
しかし、事情がある場合は残れることもある。

そんな夏休みのある日、外国人の金髪の女の子たちが大勢学校にやってきた。
といっても接点はまったくなく、遠くからテニスコートで遊んでいる姿を眺めるだけ。

男子校だから当然寮は男子寮。
教師も全員男。唯一の女性は寮の舎監の老婆のみ。
そんな場所になぜ金髪外人の女の子が?

しかもその女の子たちが、寮の風呂を使うという。
男どもは当然色めき立ったが、教師たちのガードは固く近づくことはできない。
何事もないまま、金髪少女たちは風呂に入り帰って行った。

彼女たちは、どうやら外国の姉妹校からやってきたらしかった。
詳しい事情は結局わからなかったが、お調子者の友人が「毛が落ちているかも」といそいそと風呂場へ向かった。
やがて戻ってきた友人はやや興奮気味だった。
「更衣室にパンツを忘れていっている子がいたよ!」
途中で教師に見つかり現物は没収されたいうことだったが、そのパンツを先生は返却したのだろうか。

それにしても、パンツの忘れ物。
小学校の修学旅行などで必ずパンツを忘れる生徒がいた。
わざわざ名前を書いているばっかりに、呼びだされたりする男子生徒を思い出した。

……パンツの忘れ物は万国共通なのだろうか。

[ 2008/06/10 22:41 ] 嗚呼! 青春男子寮 | TB(0) | CM(0)

朝から闘魂 

猪木のテーマ曲を聴くと、思い出すことがある。

中高6年間の寮生活で、朝寮生を起こす係になったことがあった。
決まった時間に音楽を流すのだが、選曲は係の自由。
つまり好きな曲をかけていい。
そこで私が選んだのは、

『猪木ボンバイエ』

しかも通常よりボリューム大きめで。
気持ちよく眠っている寮生たちの耳に突然飛びこむ、血湧き肉躍るテーマ曲。
あまりに音がデカすぎたせいで、各部屋から「うるせーっ」の大合唱。

そしてある朝は長州力のテーマ曲『パワーホール』を。
別の朝はアニメタイガーマスクのオープニング曲やあしたのジョーを。

起こす係は数人いて持ち回りで曲をかけるのだが、他の寮生はみんな好きな歌手の曲だった。
私の選曲は異色だったので、当番が誰かみんなすぐわかったようだ。

寮生のあいだでは思いっきり不評だったにもかかわらず、この係を二期やった(先生にやらされた)。
……確かに私が当番の日はみんな定時に起床していた。うるさくてとても寝ていられなかったのだろう。


[ 2008/06/04 14:43 ] 嗚呼! 青春男子寮 | TB(0) | CM(0)

嗚呼! 青春男子寮 ~崖っぷち編~ 

「車が激しく揺れて、関西弁の女の喘ぎ声が聞こえた!」

中高6年間を男子寮で過ごしたが、中学生のとき同じ寮の奴が興奮しながら熱く語りだした。
学校が高台にあり、夜景が一望できるとあって、カップルの車がひっきりなしにやってくるらしい。
夜になると勝手に敷地内に入りこんできて、その車内でHなことをしているという。
どうやら、そいつは寮をこっそり抜けだして見に行ったようだ。

他にも夜中にカーセックスを見物に行く寮生がいたようだが、実際には近くで車を覗きこめるはずもない。せいぜい離れた場所から眺めるのが精一杯だ。
だがこの話題は、退屈な寮生活を過ごしている少年たちの好奇心を煽るには十分だった。

さっそく友人たちと連れ立って、見に行くことになった。

[ 2006/08/16 19:38 ] 嗚呼! 青春男子寮 | TB(0) | CM(0)

嗚呼! 青春男子寮 ~ピテカン咆える編~ 

この二作品の共通点は、世間から隔絶された空間にある女子寮が出てくることなのですが、


オンライン書店ビーケーワン:桜-マリア様の放課後
桜~マリア様の放課後


オンライン書店ビーケーワン:聖ルシフェル学院
聖ルシフェル学院 お嬢様裁判



じつは私、思春期真っ盛りの中高六年間を、男子校のしかも男子寮で過ごしました。

学校は街を見渡せる小高い丘の上にあり、寮も同じ敷地内に建てられていました。周囲には建物がなにもなく、一般の人が通ることはありません。週末と長期休暇は帰省しますが、基本的に寮生は学校関係者以外と会うことは滅多にないのです。
右を見ても男、左を見ても男。
まさに男だらけの閉鎖空間。かなり不自然で不健康な環境です。なにしろ同年代の女性と言葉を交わすことはおろか、その姿や顔さえも帰省するとき以外は見る機会がないのですから。
共学に通っていた友人は「女子と話しなんかしなかったよ」なんて言ったりしますが、野郎だらけの六年間よりはマシなのではないかと思ってしまいます。

さて、そんな監獄のような寮生活ですが、外部の人間と会う機会があるとすれば、郵便配達の赤いカブや、寮生の弁当を配達するおっちゃん、それに放課後になるとパンを売りに来る「パン爺」くらいでした。
そんな彼らを見ては、下界(寮生は街のことをこう呼ぶ)の匂いを感じていたものです。

寮に入ったばかりの中学一年のとき、夜の8時半頃だったでしょうか。
私は実家に電話をしようと、寮の玄関横に置いてある公衆電話の受話器をとりました。(まだ携帯なんてない時代です) そのとき、ふと人の気配を感じて振り向くと「すみません。お部屋、空いてますか?」と声をかけられました。
まだ13歳の純真無垢な少年は、寮の玄関にいきなり入ってきた大学生風のカップルを前にして言葉が出ません。すると舎監室から寮母の婆さん(ピテカントロプスに似ていたことから、みんなからピテカンと呼ばれていました)が飛びだしてきて、ものすごい剣幕で追いかえしたのです。
「ここはラブホテルじゃありませんよ!」
その後も、このむさ苦しい男子寮のことを、丘の上に建つオシャレなラブホテルと勘違いして訪れるカップルが何組かいました。

そんな哀しくも汗くさい青春でしたが、寮生活は多少なりとも小説に生かせたと思います。


[ 2006/07/26 20:47 ] 嗚呼! 青春男子寮 | TB(0) | CM(0)
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